ほうれん草のおひたし
おしたしだったか、おひたしだったか。
そんなことはまあどっちでもいいです。
それよりほうれん草の赤いとこ。
根っこのほうのピンクのところ。
好きな人が嫌いな人に必ず言う。
えー、ここがいちばん美味しいのにー。
えーよーもあるしー。
そんなことをいくら言われたって、
嫌いな人はピンクを食べません。
いえいえわたしはすきですよ。
緑も赤もピンクも好き。
ああ、思い出すなあ、中学の時のお弁当。
人参とピーマンの細切り炒めがいっつも入っていた。
当時わたしはこれが嫌いでいつも手をつけずに残してた。
なのに何度も何度もこれが、寸分変わらぬ様子でお弁当の隅に。
お母さん、ピーマン嫌いな我が子にピーマンを
食べさせる他の手だては思いつかなかったのですか!
さて、ほうれん草のおひたしです。
私の提案です。
ピンクのあたりは5ミリぐらいに細かく切って、
それ以外の軸と葉はいわゆるおひたし的に長めに切って、
全体をふんわりと混ぜてしまうってどうでしょうね。
今回はかつおだし少し、うすくち醤油少し、
お酢もちょこっと、オリーブオイルもちょーっと、
それから素焼き海苔があったのでそれもいっしょに混ぜ合せました。
空気をいれてあげるように、ふんわり混ぜます。
ピンクの甘い部分が見た目にもチラチラ可愛いし、
何か別の美味しいものを混ぜたみたいな気にもなりますよ。
☆食べ物は、言葉で説得してもダメだと思う。
ほうれん草のおひたし