お料理教室じゃないみたい、東京じゃないみたいお料理教室じゃないみたい、東京じゃないみたい
これ、渋谷に近い世田谷区。駒場野公園の中。
手順をふんで申し込めばBBQの炉も使い放題。
網や鉄板も貸してくれるそうです。
もちろん洗い場やトイレも完備。
4月18日。びっくりしちゃったくらいの晴天、
ぽかぽか、風もなく。
BBQでお料理教室という初の試みは、
いきなりスパークリングワイン片手にはじまりました。
総勢12名+チビ2名。
いつもならもしかしてパパさんたちに任せているだろう
炭火起こしを完璧にこなしてくれました。
煙でポロポロ泣きながらもどこうとしない。
火に魅入られた彼女たちはなんとも素敵に頼もしかった。
私はちゃいちゃい口出して「このあたりがもっと強火で、
こっちは弱火をキープ出来ればいいなー」とかほざいてる。
それをまた忠実に実現しようとしてくれる。
どんどん楽しくなってくる。
焼き野菜につけるホットディップを2種類。
鉄板の上で暖める。
同時に網のパートでは野菜と前日から漬け込んできた
豚肉や手羽中を焼きはじめて。
あ、テキ屋のにーちゃんみたいのが私です。
あ、やっぱり内股ですね。関係ないけど。
右上は牛ももの塊。
塩胡椒だけ振って、ぐるりとまわりが焼けたら、
焼けた表面だけをナイフでどんどん削って食べていく。
シュラスコ的な。
ずっと昔にこの方法を思いついて得意になっていたんだけど、
どうやらもう巷でもやってる方法らしい。
ま、いいです。焼いたイングリッシュマフィンに
野菜とディップといっしょに挟んで食べたら
もの凄く美味しかったからいいんです。
豚のリブロース厚切りは甘酒と味噌とマヨネーズに。
手羽中はいただいた杏ジャムやナンプラーや
オレガノに揉み込んでおきました。
どちらもとてもやわらかくジューシーでホッとした。
アメ横で見つけたスペイン産のオイルサーディンがいい感じだったので
この日のために買っておいてよかった。
新タマネギと醤油とマヨネーズでグツグツ。
パンに乗っけて頬張りました。
いつもはレシピに「分量」を書かない私が、
この日のレシピにはなんとか必死で計って記入したのは、
きっと火起こしと食べることで目一杯で、
いちいちメモっちゃいられないだろうと思ったから。
そのとおりでした。みんなに野菜を切ってもらったり、
「ハムとマリボーチーズのパパド包み」や
「ホタテとキャベツのライスペーパー巻き」を実践で準備してもらって、
それも鉄板で焼いて食べました!
デザートも何か作らないと許してもらえない。。
と必死で考えて、焼きパイナップル付きでフレンチトーストを。
これも前日から十分に漬け込んで準備。
私と違って参加者全員スウィーツ好きなので、
出来映えの評価にドキドキだったけど、
この日いちばんの絶賛ポイントだったみたい。
鉄板がよかったのかも。
仕上げのマスカルポーネをケチらなかったのがよかったのかも。
「去年の夏にね、BBQの出張料理を頼まれたんだけど、
他の予約があって出来なかったんだよね。やりたかったんだけどねー」
という話をしたら
「やりましょう!それ。お料理教室でBBQ、やりましょう!」
って言って、その次の週には「駒場野公園のBBQの炉、
予備日と会わせて2日間おさえましたから、
よろしくお願いします!」というメールが届いた。
実行力があるって幸せだなあ。
この感じを忘れないでおこうと思う。
Photo by Yuko Umagoe
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