《自己紹介》

ずうっと昔のこと、美大を卒業する頃、いくつかの勢いが重なって、
フリーのコピーライターになりました。
途中、作詞という仕事も加わりながら、ちょうど15年立った時、
「もうやめたほうがいいな」と確信し、実行することにしました。
「自分がいちばん無理しないで好きなことってなんだろう」と想ったら、
どう考えても料理だったので、そこをだいじに生きていくことにしました。

その後、2年間の自主トレと諸々の準備を経て世田谷区代沢に
『タケハーナ』という店をオープンし、
いつの間にか18年という時間が流れていました。
それは「うーん、私、やっぱり料理が好きだなあ!」ということを
確信する年月でもありました。

そして2011年の大晦日。タケハーナをおしまいにしました。
自分の体力や気持ちを考えて、もっとていねいに、この先もずうっとずっと
自由に料理と付きあっていけたらいいなと思ったのです。

いま、流しの料理人ですって言っていますけど、
そんなかっこいいものになれている訳ではありません。
だけど「食べたい!」「作って!」という嬉しい声にピンポイントで応えたり、
私が知ってるごはん作りのことを伝えたり、「こんなこともやってみる?」って
差し出された新たな提案にドキドキしたりしながら、
新しい道を料理といっしょに歩きはじめました→
(キッチン☆ボルベールという名でやってます。volverはスペイン語で、
英語でいうところのturn。帰郷と訳された映画もあったけど、
ページをめくるとか、原点回帰という意味合いもありそうって後付けで思って。
だけどほんとはポコッと思い浮かんでつけちゃったコードネームみたいなものです)

食べ歩きが好きなわけじゃありません。たくさん食べられるほうでもありません。
だけどなぜか『料理』という世界には自然と溶けていける感覚があるのです。
おもえば小学校3年生の頃から、そんな記憶があるのです。ふしぎなんだよね。
料理がそばにいてくれるとみんなと仲良くできたり、ちょっとお役に立てたり
とっても救われる、そんな感じかも知れません。
だから「ともだち」、お料理ちゃんって呼んでみました。